REPORT

ROUND 3  THAILAND
06/20-21

第3戦 チャン・インターナショナル・サーキット
灼熱のタイ大会。今季最高位の5位でフィニッシュ!

SUPER GTラウンド内で唯一の海外戦となる第3戦は、昨年に引き続き、“微笑みの国”タイでの開催となった。

グリッド上でスタートを待つ間も突き刺さるような日差しがじりじりと照りつける。
各チーム、ハードな環境でのレースとなった。

そんな中、“LEON×CVSTOS”のロゴが刻まれたLEON SLSは、マットブラックの車体が一際注目を集め、アジアでもその存在感を遺憾なく発揮。タイ、広くはアジアから集まった来場者に対し“LEON×CVSTOS”の存在を強く印象付けていた。

予選のQ1ドライバーは治樹選手。期待通りの走りを見せ、見事にQ1を突破し、Q2の尚弥選手にバトンを繋いだ。

尚弥選手にとって初めてのタイでの予選、Q2。
ベストタイムを毎周更新していき、3周走行した時点で2番手のタイムを出していた。
終盤、多少順位を落とすも、4周目1'34.524のベストタイムを叩き出し、好順位である4番手でQ2を終えた。

決勝当日。
4番手からのスタートで表彰台が狙えるだけに、チームも1つ1つの作業を入念に行い、決勝への準備、そして、チーム全体の集中力を高める。

決勝は治樹選手からスタート。
レース序盤からトラブルなどでピットに戻るマシンや、スピン/コースアウトが続出するなど、タイラウンドは荒れた展開の幕開けとなった。

後方からのプレッシャーを感じながらも、ミスのないドライビングで治樹選手は順位をキープしたまま走行を重ねる。そんな中、14周目1'36.781のベストタイムを出し、上位陣を猛追。しかし、惜しくも順位は1つ落とし、5番手に。そして、25周目、治樹選手がピットイン。

ピット作業とドライバーチェンジを行い、ライバルを追う展開で尚弥選手がピットアウトする。

尚弥選手は、トップを走行するマシンと同等の好タイムで周回を重ねた。

32周目の時点で約半数のマシンが1度はピットインを完了し、この時点でLEON SLSは12位。
その後、他車がピットインしていくごとに順位を1つ、また1つと上げていき、35周目の時点でLEON SLSは9位まで順位を上げる。

尚弥選手はエンジニアに上位を走るマシンのタイム、自分のタイム、そして前とのギャップを細かく聞き、自身の状況を細かく把握する。
安定した速いタイムで冷静に走行できるのは尚弥選手の最大の持ち味と言えるだろう。

44周目の時点でLEON SLSは6位。残り周回数も少なくなる中、両クラス共に上位陣のバトルが激化し、各所で白熱したバトルが繰り広げられていた。

500クラスの上位と交錯し、危ない場面も見受けられたが、尚弥選手は持ち前の冷静さを発揮し、前との差を埋める為にプッシュし続ける。
57周目、1'35.270のベストタイムを叩き出し、LEON SLSはその時点で5位!
5位のまま、フィニッシュし、今季最高位を勝ち取った!

海外というアウェーでも、強いチーム力でそのポテンシャルを遺憾なく発揮した“LEON×CVSTOS”。勢いと安定感をそのままに、次回のROUND 4 FUJIでは、熱望している表彰台を入りを狙い、チーム一丸となり疾走する!

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