Round6

SUGO9/15(土) - 16(日) スポーツランドSUGO(宮城県)

2018 Super GTシリーズ Round6 スポーツランドSUGO「SUGO GT300km RACE」
65 LEON CVSTOS AMG-GT 黒澤治樹 蒲生尚弥
9月15日 公式予選14位 / GT300クラス出走28台
9月16日 決勝レース8位 / 76周

シーズン前半から後半になったSUGOラウンド。例年以上に重いハンデで臨む

 第6戦の舞台となったのは仙台市の南、緑豊かな山あいに位置するスポーツランドSUGO。中速、高速コーナーが連続し、加えて標高差70mのきついアップダウンが特徴のテクニカルコース。 GT300クラスでは車重が軽くコーナリングスピードの高いJAF-GT勢が有利と言われるものの、FIA-GT3勢の中にあってテクニカルコースを得意とするのがMercedes AMG GT3だ。 事実、昨年もLEON CVSTOS AMGは予選9番手スタートからウェットコンディションの中、序盤にトップに浮上する好走を見せた。3度もSC(セーフティカー)がコースインする展開に恵まれず7位に終わったが、十分に勝負ができることを示した。 今年こそはの期待とともに初秋のSUGOに乗り込んだが、昨年とは大きな違いがあった。これまでSUGOはシリーズ前半戦となる第3戦、第4戦として行われたが、今年は後半の第6戦。 LEON CVSTOS AMGは39ポイントを獲得しランキング3位につけており、ウェイトハンデはポイントの倍、つまり78㎏にもなる。昨年はランキング2位ながらウェイトハンデ40㎏で臨んだことを考えれば倍近い重さだ。 ウェイトハンデの影響が最も顕著に出ると言われるSUGOだけに、まさに大きなハンデ。これをどう克服するのかが大きな課題となった。

刻一刻と変わる路面状況に合わせきることができず、予選Q2進出もまさかの14番手発進

 タイトルに向けて、なんとしても結果を残す。その強い意志とともに黒澤治樹選手、蒲生尚弥選手は予選に臨んだ。今回初めてGT300クラスは14台ずつ2組に分かれてQ1を行うことになった。全長3704mと短く、コース幅も狭いため、アタック時の混雑を避けるための措置だ。 A組となったLEON CVSTOS AMGはまず蒲生尚弥選手が乗り込んで10分間のQ1に出走。小雨が降り、濡れた路面が乾いてきた状況でスタート。「さすがにこれだけウェイトを積むと最終コーナーなどで遠心力が大きくなり外にもっていかれる」と語っていた蒲生選手だが、こん身のアタックを決めて3番手に食い込んだ。 各クラス上位7台がQ2に進出できるため、難なく駒を進め黒澤治樹選手にバトンを繋いだ。黒澤選手のさらなるジャンプアップが期待されたが、思うような走りができずまさかのQ2最下位の14番手。GT500クラスのQ1を挟んでのQ2開始だけに、この間、路面は完全に乾いており「このコンディションにタイヤがうまくマッチしなかった」と黒澤選手。 終始タイヤのグリップ力がなかったと言う。だが「マシンを微調整して決勝に臨む。予選とは違う展開になると思う。最後まで諦めないでいく」と力強く語った黒澤選手。7列目からのスタートとなったが、タイトルに向けてチームの底力を見せつける時だ。

明らかに遅い前車を抜けない。苦しい展開の中粘り強さを見せて8位入賞

 前日までの不安定な空模様とは一転して、決勝日は朝から青空が広がる好天。遠くの山々もその雄大な姿を現すなか、300㎞先のゴールを見据え、まずは黒澤治樹選手が乗り込んでスタート。決勝前に設けられた20分間のウォームアップランでLEON CVSTOS AMGは11番手タイムをマーク。 予選時よりも速さを増したことを確認してのスタートだった。しかし直後にかわされ15位となった黒澤選手はペースが良くても前車を抜くことができない。やはり78㎏のウェイトハンデがブレーキングにも加速にも影響を与えるのだ。 このためチームは早いピットインを決断し、22周目で蒲生尚弥選手に交替、タイヤ4本も交換。前方にGT300マシンがいない状況でペースを上げる作戦だったが、状況が大きく変わることはなかった。連続するコーナー、そして道幅の狭さなどにより、明らかに遅いマシンでも思うように抜くことができない状況が続いたのだ。 それでも粘り強くラップを刻み続け、上位の脱落にも助けられ終盤ポイント圏内の10位に。残り3周あまりとなって9位に浮上しフィニッシュ。上位がペナルティを受けたため最終決課は8位。貴重な3ポイントを加え、全戦でポイントを獲得した。予選結果、レース展開を考えればチームの力を見せることができた一戦と言える。 惜しむらくは昨年のチャンピオン、同じMercedes AMG GT3の谷口信輝/片岡龍也組が8番手スタートから3位に入ったこと。これでわずか1ポイントながら逆転を許し、LEON CVSTOS AMGはランキング4位に後退したことだ。だが若干ながら差を詰め、トップからLEON CVSTOS AMGまで4チームが10ポイント差の中で残り2戦に挑むことになった。

DRIVER COMMENT

黒澤治樹「ウェイトハンデの影響もあってストレートスピードも遅く、コーナーで抜くことも難しく苦しい状況だった。蒲生選手が長く走ることになるのでタイヤを4本交換したが、上位のライバルたちは2本交換が多かった。我々も同じことをやらないと厳しい。取りこぼすことなくポイントを獲れたのは良かったが、どこかで勝たないとチャンピオンは難しい。残り2戦頑張ります」

蒲生尚弥「ラップタイムの遅い車にずっと前を押さえられ、簡単に抜けなかった。単独だと良いペースで走れるのですが、ウェイトハンデが重くどうしようもなかった。でもこの苦しいなかでポイントを獲れたのは良かった。次戦のオートポリスもウェイトハンデが大きく影響するコースなので、同じような展開になると思いますが頑張ります」

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