Round5

FUJI8/04(土) - 8/05(日) 富士スピードウェイ(静岡県)

2018 Super GTシリーズ Round5 富士スピードウェイ「FUJI GT 500mile RACE」
65 LEON CVSTOS AMG 黒澤治樹 蒲生尚弥
8月4日 公式予選10位 / 出走29台
8月5日 決勝4位 / 177周

今季2度目の富士ラウンドは、500マイルレースに生まれ変わっての開催に

 スーパーGTで唯一、年に2回開催される富士スピードウェイ。従来の夏のレースは300kmで争われていたが、今年は500マイル(約800km)に改められた。昨年を限りに鈴鹿1000kmが終了となったことから、これがシリーズ最長のレースということになる。春の富士より、ほぼ通常の1レースぶん距離が伸びたばかりか、連日の猛暑を思えば過酷な戦いになるのはもはや回避不可。 しかし、LEON CVSTOS AMGの自慢とするところは、絶対的な安定感と粘り強さであり、ここまで4戦すべてで入賞を果たしていることからも、それは明らか。ランキング3位に浮上、ウエイトハンデが58kgに達したものの、長丁場を得意とするのは昨年の鈴鹿1000kmを制したことで実証済。戦略を駆使して、今年まだ未到達の表彰台を目指すことに。

ウエイトハンデに苦しむも、ランキングトップ3では予選最上位の9番手を獲得

 FIA-GT3の中ではコーナリングマシンであるメルセデス・ベンツAMGは、富士スピードウェイを決して得意としていない。それでも春のレースはノーミスで戦い抜き、LEON CVSTOS AMGは4位入賞を果たせたものの、今回は実際に走り出すと、さらに増えたウエイトハンデが予想以上にずしりと響いていた。 公式練習では黒澤選手と蒲生選手が交互に乗り込んでセットアップを進めていくも、当初はなかなか1分39秒を切れず。それでも最後に執念を見せ、38秒台に到達させてトップからコンマ8秒遅れでの10番手につけることとなった。そこで、一発の速さをもつ蒲生選手をQ1に起用、確実にQ2進出を狙う作戦に出た。 その期待に応え、Q1を担当した蒲生選手は終わりかけに6番手タイムをマーク、Q2で待つ黒澤選手にバトンを託すことに成功。黒澤選手も9番手につけることとなった。これはたっぷりウエイトを積んだランキングトップ3では最上位。まさにベストを尽くした格好だ。「とにかく(ウエイトハンデで)重いのと、ストレートが他のFIA-GT3に比べて7〜8km/h遅いことを思えば、まぁまぁだと思います。 蒲生選手がQ1で頑張ってくれて6番手。僕は最終コーナーで失敗しちゃっているんですが、それがなくても7番手ぐらいだったでしょう。いろいろ作戦を考えて、決勝ではじわじわ上がっていきます」と黒澤選手は、決勝での巻き返しを誓った。

宣言どおり、じわじわと順位を上げていった決勝レース。今季4度目の4位獲得

 今回のレースは長丁場ということもあって、各チーム、4回のドライバー交代を伴うピットストップが義務づけられていた。もちろん5スティントを約30周ずつ均等に割ることも可能ながら、ライバルたちとタイミングをずらせば混戦を避けられるメリットもある。さて、決勝レース直前の気温は31度、路面温度47度標高が高いため、猛暑の夏ながらいくぶん過ごしやすい気候ではあるものの、ドライバーやマシンには過酷なコンディションであることは間違いない。 今回のスタート担当は蒲生選手。鋭いダッシュを決めて、まずはひとつポジションを上げて8番手に。先行する車両で1台が、6周目に最初のドライバー交代を行なったことから7番手に浮上するも、前は詰まり、それ以上の上昇がすぐには見込めぬことから、8周目には最初のドライバー交代を行い第2スティント、黒澤選手がLEON CVSTOS AMGに乗り込んだ。これでいったんは見かけの順位を落としたものの、予想どおり混戦を避けられるポジションに。 順調に周回を重ね、3回目のドライバー交代も無事に終え、スタートから3時間30分を経過して間もなくの123周目に最後のドライバー交代を行なって蒲生選手をコースに送り出す直前の順位は4番手。そこから全車がドライバー交代を完了させた時点で、LEON CVSTOS AMGは5番手に。いよいよここからが最後の正念場だ。蒲生選手はプッシュを続け、先行する車両との間隔を徐々に詰めていく。逆転のチャンスが訪れたのは、153周目の最終コーナー。 4時間40分にもわたる戦いのラスト10周で、見事に執念を実らせた。
 4位でのフィニッシュは今年4度目。9番手からのレース開始を思えば、5ポジションアップに成功したことになるが、今季はどうにも表彰台が遠い。とはいえ、ランキング3位は死守。チャンピオン獲得可能なポジションにつけている。ここからの2戦はSUGO、オートポリスと、コーナリングマシンが得意とするサーキットが続く。LEON CVSTOS AMGを操り、表彰台で笑顔を弾けさせる黒澤選手と蒲生選手の姿が見たい――!

DRIVER COMMENT

黒澤治樹「また4位……。4回目ですからね、今年は4位にしかなれないのかもしれない、とさえ思ってしまいそうですが、しっかり順位を上げられたのは、みんなミスなくやってくれたから。なので、いい4位ですけれども、もう一歩ですね。とはいえ、まだランキングでは3位のままですし、十分にチャンピオンシップに向けてはチャンスも残されているはず。これからも取りこぼしのないように、しっかりレースをしていきます」

蒲生尚弥「今回もしっかりポイントが獲れて良かったですけれど、なんかちょっと残念です。でも、自分たちの力を出し切れて、またノーミスでレースができたので、こういう積み重ねがきっと最後に実を結ぶはず! そう信じて、残りのレースも頑張ります」

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