Round4

THAILAND6/30(土) - 7/01(日) チャーン・インターナショナルサーキット(タイ)

2018 Super GTシリーズ Round4 チャーン・インターナショナルサーキット「Chang SUPER GT RACE」
65 LEON CVSTOS AMG 黒澤治樹 蒲生尚弥
6月30日 公式予選1位 / 出走23台
7月1日  決勝4位 / 66周

年に一度、海を越えてタイで競われる戦い

 年に一度、アジアに舞台を移してレースを開催するのが恒例となっているSuper GTが、4年連続で開催の地として選んだのは、タイ・ブリーラム県のチャーン・インターナショナルサーキット。前半セクションに3本のストレートを備えることで、実は富士スピードウェイにも引けを取らぬパワーサーキットとして定評が高い。
 開幕からの2戦をともに4位でゴールし、前回の鈴鹿では35kgにまで達したウエイトハンデが響いて7位に甘んじたとはいえ、確実にポイントを獲得し続けて、目下ランキングは6位。今回、ウエイトハンデはさらに増えて40kgになったものの、このコースは極めてフラットで複合コーナーが少ないため、ストレートパフォーマンスに定評のあるFIA-GT3に相性は抜群。LEON CVSTOS AMGにも十分勝機があると予想された。

同タイムでの2番手から一転、今季初のポールポジション獲得!

 ドライコンディションが保たれた公式練習で全体2番手のタイムを出し、上々の発進となったLEON CVSTOS AMG。しかし、予選を前にして上空にはにわかに黒い雲が浮かび、やがて雷を伴うスコールに見舞われてしまう。幸い、スコールはすぐにやんだものの、コースは水浸し。そのため、Q1は15分ディレイでスタートが切られた。 この難しいコンディションにブリヂストンのウェットタイヤが完璧にマッチして、黒澤治樹選手は3番手につけて、Q2に控える蒲生尚弥選手にバトンを託すことに成功。そのQ2では路面もライン上は今度は完全に乾いて、ドライタイヤでのアタックも可能な状態になっていた。そんなめまぐるしいコンディションのなかでも蒲生選手は期待に応え、トップタイムを記すも1000分の1秒まで同タイムの車両が存在。先に記録していたことから、LEON CVSTOS AMGは2番手に甘んじたかと思われた。 だが、その車両は再車検で違反が発覚して失格に。これにより、LEON CVSTOS AMGが堂々の今季初ポールポジションを獲得することとなった。「重さは思ったほど感じなくて、何よりブリヂストンのタイヤがドライ、ウェットともにマッチして自分もプッシュできましたし、蒲生選手もいい走りをしてくれました。明日はこのまま逃げ切りたい。難しいかもしれないけど、頑張ります!」と黒澤選手。目指すところは、優勝以外にない。

よりストレートの速いFIA-GT3に封じ込められ無念の4位に

 決勝当日は、タイらしい天気に恵まれ、広い青空の中に白い雲がいくつか浮かんでいたものの、どうやら土曜日にスコールをもたらしたような黒い雲はなく、その意味で雨の心配はなさそう。スタートを間近に控えた段階で気温は32度、路面温度は47度とドライバーには少々過酷な条件ではあるが、最も性能を左右するタイヤにとっては、まさに想定どおり。予選までにロングライフも確認できていたこともあり、決勝でのLEON CVSTOS AMGの活躍が期待された。今回のスタート担当も黒澤選手。普段のレースのようにパレードランが実施されないため、1周のフォーメーションラップだけがタイヤへのウォームアップの機会となったが、そのあたりはまったく問題なし。グリッド最前方から、鋭いスタートが切られることが期待された。
 1コーナーは問題なくクリアできたものの、背後についたよりストレートの速いFIA-GT3を駆るライバルに、3コーナーを境とする2本のストレートで相次いで抜かれ、黒澤選手はオープニングラップのうちに3番手に後退してしまう。そんな状況がしばらく続き、6周目には5番手に……。想像以上の我慢を強いられたことから、予定を早めて24周目に蒲生選手への交代を決断することとなった。
 これでいったんは順位を落とした蒲生選手だったが、全車がドライバー交代を終えると、4番手に返り咲くことに成功。そして4台での2番手争いを繰り広げ、しきりにプレッシャーをかけてミスを誘い続けたが、なかなか相手も動じてくれず。そればかりか、後方から激しく迫ってきた車両に抜かれ、54周目には5番手への後退を余儀なくされる。しかしながら、前方での2番手争いが激しくなったあまり、1台がタイヤにトラブルを抱え、予定外のピットストップを強いられたことから57周目には4番手に浮上。そして、そのままLEON CUSTOS AMGはチェッカーを受けることとなった。
 これが今季3回目の4位、表彰台まであと一歩。でもコンスタントに入賞を重ねており、まだまだチャンピオンシップに向けてチャンスは残されている。我慢の甲斐があった、といずれ思える日は必ず来る。その時を信じて待ちたい。

DRIVER COMMENT

黒澤治樹「ストレートが厳しくて、どうにもならなかったですね。スタートミスしたわけじゃないし、自分のタイミングでスタートできたんですけど……。本当にもう、ストレートのぶんだけでした。ついてはいけるけどストレートで抜けなくて、コーナーで抑えられるから自分たちのいいところを全然引き出せないという。もっと速く走れたはずだけど。確実にポイントを獲っているのが唯一の救いです。諦めずに頑張ります」

蒲生尚弥「単独で走れればペースはいいんですけど、今のBoPというかルールでは、もう全然抜けなかったです。前を行くクルマもミスをせず、いい走りをしていたのでチャンスはまったくありませんでした。でも、確実に入賞できているのはいいところで、きっといつかは勝てるチャンスが来ると思うので、その時までしっかりとポイントを稼いでおくのが大事だと思います。決して順調ではないですけれど、ちゃんとレースはできていますので」

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