Round1

OKAYAMA4/07(土) - 08(日) 岡山国際サーキット(岡山県)

2018 Super GTシリーズ Round1 岡山国際サーキット「OKAYAMA GT300km RACE」
65号車 LEON-CVSTOS AMG-GT 黒澤治樹 蒲生尚弥
4月7日 公式予選4位 / 出走29台
4月8日 決勝レース4位 / 77周

ニューマシン登場、強力ドライバー参戦で2018年のGT300クラスはさらにハイレベルな戦いに

2018年のGT300クラスは新たに2台のホンダNSX GT3が、2台のニッサンGT-Rニューモデルが登場。さらにはGT500で戦っていた複数の強力ドライバーがGT300クラスに戦いの場を移し、気鋭の若手ドライバーも複数名参戦するなどさらにレベルの高い戦いとなることが予想される。だが、多くのチームが体制を変えるなか、K2 R&D LEON RACINGは昨年と同じ体制のまま、今年のレースに臨むことになった。

GT300クラスの勢力図が大きく変化。アドバンテージのない状況で蒲生選手が雨中の激走。

 公式予選は今年もQ1の上位がQ2に進むノックアウト方式。まず黒澤治樹選手が乗り込んでQ1スタート。だが後方に沈んだまま思うようにタイムアップできない。それでも最後の最後にアタックを決めて12番手タイムを記録。上位14台までが予選Q2に進めることを考えれば、ぎりぎりのQ1クリアだった。
 そして予選Q2が始まる前に雨が降り始め、路面は完全なウェットコンディションに。蒲生尚弥選手はレインタイヤを装着してコースイン。突然の雨に多くの選手が対応できないなか、蒲生選手は各コーナーで滑るマシンをねじ伏せるような気迫の走りを披露。なんと4番手に食い込んで見せた。「難しいコンディションだったが、いい走りができた」と蒲生選手は笑顔だ。
 しかしドライコンディションで黒澤選手が記録した順位が、今年のAMG GT3の置かれているポジションと言っていいだろう。一昨年チャンピオンに輝いた86MCに代表されるJAF-GT300車両がその軽量さを活かした速さを見せると同時に、アウディやBMW、ポルシェなどのGT3車両も新たなパーツが供給されて、ポテンシャルアップしているのに対しMercedes-Benz AMG GT3/M159は昨年のまま。相対的にポジションが下がったわけだ。同じAMG GT3/M159で昨年のチャンピオンに輝いたグッドスマイル初音ミクAMGの谷口信輝/片岡龍也組が15位でQ1敗退となったことからも、ライバル勢のポテンシャルアップがわかるというもの。黒澤選手も「今年は厳しい戦いになる。とにかく自分たちの出来ることをしっかりとやるだけ」と語っていたほどだ。

無念の4位もシーズンを考えれば好スタート。戦える手応えを掴んで次戦に臨むことになった

 ともかく2列目、好位置からのスタートで迎えた決勝。予選日まで不順だった天候も青空がのぞくまでに回復。この時期にしてはかなり寒いが、予選時に比べれば路面温度は高くなり、耐久性優れるタイヤをチョイスしたチームにとっては良い状況だ。LEON-CVSTOS AMG-GTは黒澤選手がステアリングを握って、その時を迎えた。
 しかしドライコンディションになるとやはりJAF-GT300勢が速く、黒澤選手はスタート直後からじわじわとポジションを下げる苦しい展開。そこでチームは、早めのピットインで状況を打破する作戦に出た。29周目に蒲生選手に交替。この時、リア2本のみのタイヤ交換で蒲生選手をコースに送り出した。タイムロスを最小限にしてポジションアップを狙い、この作戦が成功。全車がピットインを終えた時点で蒲生選手は3位まで浮上することに。
 残念ながら前を走る2台は軽量な86MC車両のUPGARAGE 中山友貴/小林崇志組、HOPPY86MC 松井孝允/坪井翔組だが、それでも堂々のGT3勢トップだ。このままフィニッシュかと思われたが、驚異的な追い上げを見せたDstation ポルシェ911 GT3Rが迫ってきた。蒲生選手はこれを押え続けたものの69周目、残り8周となったところで一瞬の隙を突かれた。交換しなかったフロントタイヤのグリップも低下しており、抜き返す余力はなく4位フィニッシュ。結局、中山友貴組が初優勝を飾り86MCが1‐2フィニッシュ。無念さは残るものの今年のMercedes-Benz AMG GT3の置かれた状況を考えれば、上々の結果とも言える。チームの狙いはあくまでもシリーズ・タイトル奪取。毎戦確実にポイントを積み重ねることが絶対条件だ。スタッフ、ドライバ-とも次戦への期待を胸に寒空の岡山を後にした。

DRIVER COMMENT

黒澤治樹「リアタイヤの摩耗がきつく、交換することに決めた。フロントタイヤをいたわりながら走ったが、やはり最後はきつかったようでポルシェに抜かれてしまった。それでも現状を考えればいい結果。しっかりとミスのないレースができた。次の富士はもっと厳しい戦いになりそうだが、頑張るしかない、しっかりとレースをします」

蒲生尚弥「前方にマシンが多くいて思うように走れなかったので早目に交替した。ピットから出たらタイミングが良く前方には誰もいない状況で、何周かプッシュすることができたので良かった。フロントタイヤはきつかったが後方を押さえることはできた。抜かれたのは自分のミス。悔しいけど表彰台を狙える走りができたので次の富士も頑張ります」

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